"教育改革①" バカロレア教育
先日、僕の予備校で「バカロレア講座」を開催しました。
テーマは「Biology 〜Frog〜」「Technology 〜A.I〜」です。
「教材・講義内容は全て英語です」という触れ込みに怯えながら(笑)のべ70名ほどの生徒が参加してくれました。理解しやすくするために、動画などの資料(もちろん英語only)を多用し、カエルが自然保護運動のシンボルとなる理由、また、AIが今後変えて行くであろう可能性、また、それと共生するべき人間の姿、などについて120分、みっちりと学んでもらいました。
また、事後アンケートを見ると、概ね好評だったようで安心しました。
「バカロレア教育」、聞きなれない言葉だと思いますが、正確には「国際バカロレア(IB)」というもので、「母国語以外の教科を英語で学ぶ」というものです。
インターナショナルスクールや一部の私立高校では実施されているようですが、僕のいる地方のような大半の地域では実施・導入のめどは立っていないようです。
文科省のおっしゃってることを要約すると
「中学の英語教員さん、理科(生物・化学・物理・地学)の内容を勉強し直して英語で講義してください」
「高校の理科(生物・化学・物理・地学)教員さん、英語を勉強しなおして英語で講義してください」
だと思います。縦割りの日本教育界で、それはさすがに無理ですよね(苦笑)
「英語が話せる = 賢い・勉強ができる」
そんなイメージを持っている人が多いのがこの日本です。果たしてそうでしょうか?
やわらかい "生物学(biology)"
「カニクイザル」「カニクイアザラシ」「カニクイイヌ」「カニクイガエル」
ただ「カニを食べる」という習性のみで命名された。。。
「マナマコ」
敵の攻撃を受けると「内臓を肛門や口から放出」する。。。
「カエル」
動くものは何でも口に入れ、うっかりハチなどを飲み込んだ時は「口から、胃を裏返して」吐き出し取り除く。。。
僕が中学時代に毎週購読していた唯一の雑誌「週刊ヤングジャンプ」、その中に当時掲載されていた漫画「ナマケモノが見てた」で学んだ「生物学」の知識です(笑)
英語、評論文の素材として「生物学」はよく取り上げられます。ただ、教材内容としての生物学は専門的、かつ学術的すぎるため、なかなか教養として吸収してくれません。
そこで活躍するのが、世界中に散らばる「個性的な生物たち」です。
中でも、一番のお気に入りは「ハシビロコウ」です。