予備校講師のつぶやき 〜教育改革がいきる力を育む〜

地方在住の予備校講師(英・国・小論文) STARWARSが何より好き (SNOOPY、チェブラーシカは別格扱い)

"アメリカ一人旅 ② (Backpacker in San Francisco)"

アメリカ一人旅、最初の街は、「サンフランシスコ (San Francisco)」

 

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takehammer1102.hatenablog.com

 

関西国際空港を発ち、ソウル(Seoul)で乗り継ぎ、10時間(?)くらいかかって到着。機内で書く出入国カード(I-94W)や税関申告書を書いている時は、周囲はほとんど日本人、まだ日本を出た実感はわかず、入国審査ゲートを越えて、空港内をさまよい歩き目に入る光・聞こえる音が全て英語になって初めて、徐々に「アメリカに来た」と言う感覚が芽生え、同時に「一人」なんだと思えました。

「自分の人生を見つめ直すために、何かを期待してここにいる。」

いろんな感情が交錯したのを覚えています。

 

日記より

Feb 15

So crowded and noisy. I arrived at S.F.airport. In no time, I smoked Marlboro, it is just U.S.A!

ダウンタウンに向かうためのバスディーポに向かう途中、日本から持参したマルボロ(Marlboro)を一本吸いました。僕の憧れたアメリカのイメージは「Music・Movie・Harley Davidson」と言う完全なステレオタイプでしたので(笑)、ハーレー = マルボロと言う男っぽさが地味に嬉しかったようです。

 

 

日記より

A girl talked to me, and invited me to go downtown with her by Taxi. (sharing Taxi fare would be almost the same with bus fare ).She was born in Chicago, and was living for 10 years (now in Jyochi Univ.) She speaks English so so fluently. How I wish I had been born here like her...

マルボロを吸っている時に、一人の女の子が英語で話しかけてきました。ふと顔を見るとアジア人、どうやら日本人らしく、アメリカ生まれの帰国子女、春休みを使って久々に生まれ故郷を旅するためにサンフランシスコに来ていたそうです。「安っぽいリュックを背負い、ヤギのようなあごひげを蓄えた」明らかに貧乏旅行者(笑)の僕に、「乗り合いタクシーなら安いし便利だよ」と教えてくれました。

「一人になって自分を見つめ直す」と意気込んで一人になるために日本を出たばかりなのに、同じ日本人に「親近感」を感じ(苦笑)、そのままダウンタウンまで一緒に行くことにしました。

 

移動の最中、移動計画も宿も何も決めていないノープランだった僕の話を聞いた彼女は、「まず1日目は腰を落ち着ける意味でも私が泊まる予定のホテルにしたら?値段も手頃でアクセスも便利だよ、」とアドバイスを受け、結局一泊目は彼女と同じホテルに泊まることにしました。

小柄でおとなしそうに見えるのですが、外見とは違って、頭の回転も早く英語も堪能、行動決断の早いサバサバした彼女に、僕は引っ張られるようにその日の夕食も近くのレストランに同行し、それぞれの部屋に帰りその日は眠りました。

 

安い割に結構快適なホテルだったので、翌日もそこで泊まることにし、日中は一人で、サンフランシスコ湾 (Sanfrancisco Bay)に面した、Golden Gate BridgeFishermans WarfAlcatrazz島へは、フェリー代をケチっていきませんでした)あたりを全行程を全て歩き、心地よい疲れと充実感を感じていました。

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*Alcatrazz:1963年まで連邦刑務所として使用された島、周囲を海に囲まれ(サメも生息)脱獄不可能の刑務所。別名「監獄島」「The Rock」。禁酒法時代には、アル・カポネも一時収容されていた

 

 

そして、その日の夜、本を読みながらしばらく横になっていると、部屋のコールが突然なりました。昨日出会ったその彼女からでした。

「ごめん、ちょっとそっちの部屋に行ってもいいかな。。」

昨日の利発な彼女の雰囲気とは一変し、とても動揺した声。ただならぬ雰囲気を感じ、そのまま部屋に彼女を招き入れ事情を聞きました。

とても怯え焦燥しきった様子の彼女、話を聞くと、どうやら、外出先からホテルに戻り、エレベーターに乗り込んだ時に、受付にいたホテルスタッフのおっさんが強引に入り込み、抱きつかれたりするなどのセクハラを受けたというのです。

 

若かった僕は頭に血が上り、彼女を部屋に残しすぐさま受付に走り降り、そのスタッフを問い詰め、経営者に連絡を取らせその場に呼び出し(おっさんはかなりごねましたが、無視)拙い英語で怒りに任せて「どうするんだ?!」と激しく詰め寄ったのを覚えています。

結果として、そのスタッフは解雇、その上で、1週間の宿泊費をタダにさせました(僕の分も)ただ、彼女は、その一件が響き、翌日にはそのホテルを後にしました。

 

 

 

アメリカ到着二日目にいきなり舞い込んだこの事件、この先どうなるのだろう。。。と思いましたが、心のそこでは

「伝える気持ち(怒りですが)があれば、俺の英語でも通じるんだな」

と変な自信がついていました(笑)

 

その彼女とは帰国後、何度か手紙のやり取りもしましたが、その時の僕の怒り様が「まるでお父さんのようだった」と綴ってありました。

「お父さん?」、まあ、褒め言葉としておきます。

 

断片的なメモばかりのこのメモ帳ですが、こうやって書き出してみると色々思い出してくるものですね。楽しいかも。

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