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予備校講師のつぶやき 〜教育改革がいきる力を育む〜

地方在住の予備校講師(英・国・小論文) STARWARSが何より好き (SNOOPY、チェブラーシカは別格扱い)

"アメリカ一人旅 ⑥ (Backpacker in Los Angels)"

 後期日程の対策も終わり、一段落つきました。アメリカ一人旅、ロサンゼルス編の最後です。

 ↓ 前の記事

takehammer1102.hatenablog.com

 

ロサンゼルス郊外の「やや」危険な地域にいた僕は、黒人青年から辛くも「勝利?」を勝ち取り、バスに乗り込みダウンタウンに向かいました。

 

その時、偶然、隣に座ったCarlosという青年、年齢も僕と同い年、メキシコからロサンゼルスに来たばかり、という彼と意気投合し、お互いの国の話をあれこれと話し込みました。ただ、その彼、顔には少し殴られた跡、どうやら問題を抱えているようでした。

メキシコからGrey Hound Busでロサンゼルスに来たのが2、3日前。バスターミナル近くのモーテルに宿泊していた。今日の夕方、自分の部屋に帰宅すると、見知らぬ黒人が3人部屋に座っており、彼の荷物なども見当たらず、「この部屋は俺たちの部屋だ、出て行け!」と恫喝され、散々もみ合った挙句、黒人の仲間がさらに数人部屋に押しかけて来て、取るものも持たずなんとか部屋から逃げ出し、知り合いのいるWest Hollywoodに向かうためにバスに乗っているところだ。

 彼の話の骨子はこんな感じでした。

 

僕もその日の宿泊場所はWest Hollywoodにしようと思っていたので、彼と同じバス停で降りることになりました。無一文になったCarlosを哀れに思い、近くのYOSHINOYAで牛丼( Beef Bowl?)を彼におごってやり、彼はそのお礼として、近くにあった、アジア人の経営するモーテルへ案内してくれ、値段交渉までもしてくれました。

 

そのまま、「翌日のランチでも一緒に食べよう」とAM11:00に待ち合わせの約束をし、僕は部屋に、彼はどこかに消えました。

「バスターミナル近辺の治安」、やはり、、、と改めて肝が冷えました。

 

 

AM11:00

待ち合わせ場所に、Carlosは来ませんでした。

「アメリカ人」のイメージ、"Not punctual"(時間は守らない)というステレオタイプのイメージがあったので、さほど驚きはせず、一人で Sunset blvd. 沿いにブラブラ散歩に出かけることに。

 

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HOLLYWOOD

 遠くから見ました。とりあえず見ておかないとなあ、と(笑)

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Chinese Theater

数多くの映画俳優の手形足型がある"Walk of Fame"で有名な「Chinese Theater」、観光客でごった返していました。本当は映画鑑賞したかったけど、経費節約のため外観だけで我慢。

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ROXY

 80年代〜90年代、西海岸のHR/HMの数多くのアーティストがライブをした伝説のライブハウス「ROXY」、ここも、経費削減のため、外から散々眺めて満足して帰りました。

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Guitar Center

 Chinese Theaterの"Walk of Fame"は映画ジャンル、それに対し、ここにある"Rock Walk"には、一流音楽アーティストの手形がびっしり配置されています。店舗の中も、日本では考えられないくらいの広さ、品数、圧倒されました。

 

奥の方に進むと、14、5歳くらいの少年が、父親と一緒にギターの試奏をしていました。Marshall(有名なアンプのブランド)のアンプにStratcaster(Eric Craptonがよく弾いているギターのモデル)をつなぎ、Stevie Ray Voughan(有名なブルースギタリスト)のフレーズを無表情で、かつ、ものすごいスピードで弾きまくっている、それを見た父親は、「俺に代われ」と言わんばかりにそのギターを奪い、さらに上のステージのプレイを見せつけていました。。。。恐るべし、アメリカ。

 

PM18:00

 夕暮れ時まで散々歩いた後、近くの店で、ビールや食材を買い、モーテルの部屋に戻ってCATVでFOXあたりを見てぼおっとしていました。

 

PM22:00

ドアをノックする音、不審に思い"Who is it"と尋ねると、"It's Carlos!!"とでかい声。昼間の約束をスルーされていましたが、事情もあったのだろうと、とりあえず部屋に招き入れました。

その彼の表情は前日とは違い、とてもにこやかに笑っていました。

「親類数人を連れて元の部屋に戻り、そこに居座る黒人たちと話し合い、無事に、荷物もカードも全部回収できたんだ!」

そう彼から聞きました。さらに、前日の YOSHINOYAの代金(10ドル弱)を返してもきました。

「んじゃ、お祝いでもするか」

ということで、ビールも追加で買い出しに行き、僕の部屋で深夜遅くまで二人で飲みました。メキシコの経済状況、就職難、アメリカでチャンスをつかみたい、など、当時二人とも21歳、いろんな話をした記憶があります。

そのまま酔いつぶれ、僕はベッド、彼はソファで眠りにつきました。

 

AM9:00

先に目覚めた僕は、タバコを一服し、ソファでまだ眠るCarlosを横目に、「キャッシュ(現金)の入っている財布」を持ってシャワールームに入り、5分ほどで出てきました。

 

そこに、Carlosはいませんでした。

 

「どこへ行ったのだろうか?」と、ふと、ソファ横の窓際に目をやると、そこにあったはずのZIPPOMarlboroサングラスがありません。

 

「まさか?!」と思い、バックパックの底を探りました。

 

一番底に、下着や小物で包みかくしてあった「キャッシュカードの入ったサブの財布」がありません。

 

盗まれました。。。。

 

一瞬、何が起こったのかわからず茫然自失となりましたが、急いで、モーテルのオーナー(アジア系移民のおばあちゃん)の所へ行き、事情を伝えました。

彼女は「私は初めからあの男は怪しいと思ってたんだよ。いずれにせよ、キャッシュカードを止めておいで」と僕にアドバイスをしてくれ、すかさず、受付にあったモーテルの電話を借り、カード会社(VISA)に連絡を取りました。

 

つながった先の日本人オペレーターに、盗難の状況を説明し、「カード停止の依頼」をお願いしました。しかし、時すでに遅し。その時点ですでに限度額いっぱい(2,500ドル)引き出されている、とオペレーターから告げられました。

 

頭の中は真っ白になりました。もはや、旅行を続けられない。。。

ただ、幸運にも、盗難によって引き出された場合、そのお金は僕が支払う必要はない、と教えていただきました。

アメリカはカード社会、TC(Travelers Check) の持ち合わせもキャッシュも少ないので、仕方なく、Emergency Card」を発行してもらう手続きをし、アメリカ横断中の旅程のどこかの街で、Fedex経由で受け取る、という流れになりました。

(帰国後、カードの調査員が来て、ものすごく疑った態度で尋問された。。。4畳の安アパートの貧乏学生なので「詐欺」だと思われたのかも。。。)

 

しかし、一体どこでカードの暗証番号を盗んだのか、いろいろ考えました。自分の暗証番号は、生年月日などの組み合わせではなかったので、類推するのは不可能、しかも、「一度も間違えずに入力している」とVISAの担当の方も不思議がっていました。

唯一、可能性があったのは「ATM」でした。前日、買い出しに行った時、あるATMで現金を引き下ろしたのですが、一応、Carlosに対して少しは警戒心を持ってはいたので、彼と10メートルほど離れた状態で引き下ろしをしました。が、その時、後ろに数人順番待ちで並んでいましたその中の誰かが、Carlosとグルであった、としか考えられません。。。。

 

もはや、ロサンゼルスに魅力を感じなくなり、その日のうちに、バスターミナルに向かい、次の目的地を考えました。

 

この、鬱積した怒り、憤り、自分の甘さに対する後悔、、、、

「そうだ!Las Vegasに行こう!」

ということで、パーっと「ハレ」の気持ちになるために、

Las Vegas  別名 "Sin City(罪の街)"

「毒を以て毒を制する 」、American Dreamの一つの結晶、24時間眠らない街。

嫌な気分を断ち切るために、Las Veas行きのバスに乗り込みました。

西海岸は本当にトラブルばかりでした(刺激はありましたが)

 

 

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