ノスタルジックな"80年代の洋楽"
国公立大学・個別試験の前期日程が終わり、中期・後期日程の対策時期が始まりました。国公立大学入試の主戦場は、定員・スケジュール的にも「前期日程」であり、また、この時点で大半の生徒は私立大学の合格も獲得しているわけですから、もはや、気持ちは「大学生」、前期に比べてはるかに難易度の高い後期日程の対策(180分の論文・120分の総合問題など)に本腰が入らないのが現状です
(なんとか尻を叩くのですが、前期日程の発表までは気分がふわふわと浮ついている者が大半です(苦笑))
僕の生徒の中に、とても映画の好きな女生徒がいます。どうも"Bat man" "Spider Man" あたりのMarvelous Comic、つまりアメコミ関連の映画に中学時代にはまり、そのままいろいろな映画を漁り、最終的に行き着いた彼女のベストムービーは「Back To The Future」、彼女曰く「やっぱり、80年代が最高!」と。
その彼女、先日、第一志望の私立大学に合格し、合格発表の後、「Back to The Future」のDVDを徹夜で全部見た後、その足で僕のところを訪ねてきて、僕に「宿題」を出していきました。
「やっと受験終わりました〜。先生、ちょっとお願いがあります。先生目線でいいので、『80年代の洋楽アーティストのおすすめリスト』を作ってください!」
どうやら、Huey Lewis & The News の "The power of Love"(Back To The Futureのテーマソング)が大のお気に入りらしく、同じ空気感を持つ80年代の音楽をもっと聴きたくなったということでした。
1974年生まれの僕にとっての80年代(小学2年〜中学3年)、映画・音楽・Fashionなど、一番影響を受けた時代です。自分のノスタルジックな風景の源流は80年代なのだろうとも思います。そこで、自分目線で、懐かしみながら、とりあえずリストを作ってみました。
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"アメリカ一人旅 ⑤ (Backpacker in Los Angels)"
サンフランシスコからロサンゼルスに入り、バスターミナル近くでA.A.ミーティングに参加し、レスラーのような警察官から "very safe place"とアドバイスされた前回。
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警察官が歩き去り、そのままブロックの角に立っていた僕。ふと斜め後ろを振り返ると、二階建ての簡素な建物がいくつか密集しているところがありました。
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"アメリカ一人旅 ④ (Backpacker in Los Angels)"
「アメリカ一人旅(家賃滞納貧乏旅行)」、事件もありましたがそこそこ平和に終えたサンフランシスコを後にして、「ロサンゼルス (Los Angels)」に移動しました。
観光地としても有名なサンフランシスコと違い、治安の悪いイメージがあったロサンゼルス、でも、映画とロックの街でもあるロサンゼルス、期待と不安を抱えながらも高いテンションでロサンゼルスに向かいました。
Greyhound Bus Terminal in L.A.
降り立ったロスのターミナル、そこからダウンタウンまでは経費削減のために歩いて向かいました。どうやらその付近は倉庫などの多い地区で、到着した16:00頃でも人の気配は少なかったと記憶してます。
「地図を見ながらさまよい歩くのはcoolではない」という個人的なこだわりがありまして、バスの中で地図を頭に叩き込んで、いかにも「旅慣れています、迷いなんてしませんよ」という体裁を取り繕いながら歩いていました(苦笑)
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"アメリカ一人旅 ③ (Backpacker in San Francisco)"
"ノーマン・ロックウェル (Norman Rockwell)"
実家の荷物整理の途中、「家賃滞納貧乏旅行メモ」の発掘と同時に、高校時代になけなしのお金で「絵画」を買ったことを思い出しました。
『Runaway』と『After the prom』です。
Runaway (1958)
After the prom (1957)
『Norman Rockwell』 (1894〜1978)
New Yorkまれ。1916年から1963年にかけて『サタデー・イーブニング・ポスト』紙の表紙を飾ったが、とりわけ1940年代から1950年代のものが人気がある。アメリカ合衆国の市民生活の哀歓を巧みに描き、アメリカ人の心を捉えているため、最もアメリカ的な画家のひとりともいえる。
一目見るとつい笑みがこぼれるような日常のワンシーンを切り取る作風が多いが、後期の代表作「The Problem We All Live With 」 では、人種差別的な悪戯書きがなされトマトが投げつけられた壁の前を、保安官に守られながら通学する幼い黒人少女の姿を描いた。
家出少年だと分かっているのに、その少年とカウンターで談笑する保安官と店主の暖かい姿を描いた『Runaway』、カウンタースツールで向かい合う二人の若い少年と少女、プロムパーティーの後にブーケを持つ女の子とただ見つめ合う姿とそれを微笑ましくも見守る店主の姿を描いた『After The Prom』
あまり(というかほとんど)絵画になど興味のない高校時代でしたが、ただこの絵を見たときに、何故かとても惹きつけられたことを覚えています。
彼の描くシーンには、そこはかとない哀愁とメッセージが隠されているように思います。子供達が持つ「純粋さ」、それを見守る大人の「まなざし」。人生の指針が見えなくてグレたり横道にそれたりしながらもがいていた僕の高校時代、以前紹介した『今を生きる』という映画も併せて、なんとなく漠然とですが、自分の心が本当に求めていることを暗に示してくれたのかもしれません。今でもこの絵を見かけると、いろいろと当時のこと*を思い出して切なくもなります(苦笑)
*この絵は当時、プレゼントとして買いました(笑)
ちなみに、僕の大好きなSTAR WARSの監督「ジョージ・ルーカス」、そしてその盟友でもある「スティーブン・スピルバーグ」の二人とも、ノーマン・ロックウェルの大ファンで、かつ、コレクターでもあります。(昔、スピルバーグが理事を務めていた「ロックウェル美術館」で二人のトークセッションがあったほどです)
最近知ったのですが、日本に唯一、大分県の湯布院に「ノーマンロックウェル湯布院美術館」というものがあるそうで、100点以上の作品が所蔵されているそうです。なんとか近いうちに行ければいいなあ、、、と企んでいます。
"アメリカ一人旅 ② (Backpacker in San Francisco)"
アメリカ一人旅、最初の街は、「サンフランシスコ (San Francisco)」
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関西国際空港を発ち、ソウル(Seoul)で乗り継ぎ、10時間(?)くらいかかって到着。機内で書く出入国カード(I-94W)や税関申告書を書いている時は、周囲はほとんど日本人、まだ日本を出た実感はわかず、入国審査ゲートを越えて、空港内をさまよい歩き目に入る光・聞こえる音が全て英語になって初めて、徐々に「アメリカに来た」と言う感覚が芽生え、同時に「一人」なんだと思えました。
「自分の人生を見つめ直すために、何かを期待してここにいる。」
いろんな感情が交錯したのを覚えています。
日記より
Feb 15
So crowded and noisy. I arrived at S.F.airport. In no time, I smoked Marlboro, it is just U.S.A!
ダウンタウンに向かうためのバスディーポに向かう途中、日本から持参した「マルボロ(Marlboro)」を一本吸いました。僕の憧れたアメリカのイメージは「Music・Movie・Harley Davidson」と言う完全なステレオタイプでしたので(笑)、ハーレー = マルボロと言う男っぽさが地味に嬉しかったようです。
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"アメリカ一人旅 ① (Backpacker in U.S.A)"
僕は、大学時代、家庭の事情から仕送りがなく、日々の食事もままならないほどの貧乏学生でした。
住んでいた学生寮の家賃は2万円(築35年・4畳・風呂便所共同)、大金の飛び交う京都の花街「祇園・先斗町」のラウンジでチーフ→マネージャへと昇格してしまうほど(笑)、毎晩毎晩アルバイトをして生活費を稼いでいました。
しかも、夢を描いて入学した大学の現状が、あまりに理想と異なっており、大学を辞めるか否かというレベルまで人生に迷ってしまいました。でも、両親は「卒業だけはしろ」とお達し、その結果、自分なりの折衷案として、大学には通いながら、昔からの憧れの一つであったプロミュージシャンになることを目標に据え(てしまい)ました。。。
そんなわけで、機材費、スタジオ使用費、音源作成費、ツアー遠征費用などで、ただでさえ貧乏な上に、まるで湯水のようにお金が消えていきました。
そんな日々の中、「このままではいけない」という思いが日々募り、何とかその状態を抜け出すためのブレイクスルーを僕なりに模索しました。
当時僕は21歳の若さ・青さ、それに、貧困な暮らしをすると目の前しか見なくなる、その「自分の視野の狭さ」をどうにかしたくて、一念発起、
「アメリカ大陸を横断しよう」
と決意しました。
でも、当時は極貧(笑)、旅行資金など全くありません。。。
そこで案を練りました
①消費者金融からお金を借りる
②知り合いからお金を借りる
③アルバイトを増やす
④家賃を滞納する
①と②はもちろん即却下。また、もうその時点で、売れっ子の芸能人ばりにスケジュールいっぱいにアルバイトしていたのでそれ以上増やせませんでしたから③も却下。
仕方ありません、残った選択肢は、④「家賃を滞納する」でした。。。
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